心理学の教授に教えてもらった「平均的な人というのは存在しない」ということ
「私は、何においても平均的で人に自慢できることなんてない~」
なんて思っていませんか?
すべてにおいて平均的な人間なんて存在しません。
どこかしら、他の人と違っている所が必ずあるそうです。
大学では心理学を専攻
私は、大学では心理学を専攻していました。
商学部、経済、経営学部出身者が多い業界のなかで、少数派です。
心理学出身というと、「すごい、人の心が読めるの?」
と言われることが多いです。
決してそんなことはありません。
むしろその逆です。
器用に世の中を渡っていけないので、心理学を専攻していたという方が正しいです。
しかも、私の当時、通っていた大学は「実験心理学」が主流。
実験心理学って聞きなれない言葉ですが、仮説をたてて実験をして検証するというもの。
文学部に行ったはずなのに、なぜか白衣を着て実験をしていました。
生きているうえで力になった言葉
私が大学を卒業した当時は、超就職氷河期。
文学部出身の女子というだけで、まったく就職口がありませんでした。
当時は、「なんでこんな役に立たない勉強をしたんだろう?」って思っていました。
でも、すぐに直接役に立たなくても、生きていく上でとっても役にたっていることもあります。
今日は、そのうちの一つ。
「平均的な人は存在しないもの」
というもの。
国語、算数、図工、音楽、体育、すべてにおいて平均点をとるような子なんて存在しない。
たとえいたとしても、すべて平均という子は、統計的にほんの数パーセント。
つまり、
大多数の人は、すべてにおいて平均ではない。どこか飛びぬけている部分がある。
たとえ自分がすべて平均だったとしても、それはかなりユニークだということ。
自分の中に存在する相反する気持ち
私の中には2つの感情が同居しています。
この部分こんなに人と違っているけれど、大丈夫やろうか?と思うときと、
平均的で何の取り柄もないな~と思うとき
でもそれは、
誰しも平均から外れているから気にすることはないんだよということ。
人と違うというだけで、不安になりやすいものだけど、
平均的な人生なんて存在しない。
平均と違うからいちいち気にするなんて、意味のないことなんだと。
逆に、何の取り柄もなくてすべてにおいて平均=とっても珍しくそれ自体がスゴイ!
なんだか、とっても楽になりませんか?
人と違っていても、自分が信じた道を進んでいければいいですね。
編集後記
11月23日(祝日)は、小学校の音楽会でした。
大勢の保護者の前で、堂々と演奏している子どもたちがとってもまぶしかった。