事業のお金の流れはシンプルな方がいい
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シンプルが一番
私の個人的な好みかもしれませんが、事業の資金の流れはシンプルな方が望ましいと思っています。
個人であっても法人であっても同じです。
シンプルな方がいいと考える理由は最大の理由は、
「複雑だとわからなくなる」からです。
わからなくなると困ること
それでは、わからなくなると何が問題なのでしょうか?
まず、事業の状況が正確に把握できなくなります。儲かっているのか?儲かっていないのかがわからなくなるのは、致命的です。
そして、事業に関する収入と支出を正確に集計することが難しくなります。
そのため、節税の基本である事業に関する支出が洩れてしまうかもしれません。そんなしょうもない理由で、余計に税金を払うのはもったいないです。
また、みるべき資料があちらこちらにあると、途中で嫌になります。ただでさえ面倒な経理作業がさらに面倒になります。
複雑にして良いことは一つもありません。
複雑になる例
それでは、どのような状態だと資金の流れが複雑となってしまうのでしょうか?
よくあるケースとしては、
①事業と個人の支出が明確に区別されていない
②銀行口座やクレジットカードが必要以上にある
③用途ごとに預金口座やクレジットカードの使い分けされていない
などがあります。
事業用と個人の支出が区別されていない
これはよくあります。
個人事業だけではなく、法人でも見かけます。
対策の一つとしては、銀行口座やクレジットカードは、事業用の物を作ることです。どんなに小さくても事業を始めるのであれば、口座は明確に分けることが鉄則です。また、プライベートの関する支出は、事業用のものからしない事も大切です。あとで清算しようは、必ず忘れます。
法人設立間もないころは、法人用カードが作れない場合もあります。そのような場合は、社長個人のクレジットカードから支出することもやむ得ませんが、社長との貸し借りはその都度記録しておきましょう。わからなくなります。
銀行口座やクレジットカードがたくさんある
口座がたくさんあるのも複雑になる原因です。銀行口座がたくさんある場合は、必要に応じて資金を動かさなければならず、面倒です。最適な銀行口座数は、事業の規模や融資の必要性によっても変わってきますが、事業を開始する際は1つで十分です。
また、クレジットカードがたくさんあるのも、複雑になる原因です。
でも、クレジットカードは、油断しているとついつい増えてしまいます。そのお店のクレジットカードを作るとポイントがついたり、優遇がありますよ~という誘惑のせいです。意識的に増やさないようにするとの、定期的に使用状況をチェックしてあまり使わないものは、閉鎖するのが良いと思います。
用途ごとに使い分けができていない
これは、補足になりますが、口座ごとに用途が決まっていると種類が多くても煩雑になりません。
例えばA銀行は入金と経費の支払い口座で、B銀行は融資の返済用の口座といった具合です。
B銀行にも事業用の入出金がある場合は、わかりずらくなります。
まとめ
資金の流れをわかりやすくすると、事業の状況がよくわかり、経理処理も簡単になるという利点があります。できれば、銀行口座やクレジットカードもたくさん持たないのが理想ですが、油断しているとついつい増えてしまします。定期的にチェックしてみるといいかもしれませんね。
編集後記
今日は、午前中バレエに行ったあと、歯医者に行ってきました。