「おまえ」という言葉について
中日の応援歌
中日の応援歌「サウスポー」が自粛することになり、話題になっていますね。
「おまえが打たなきゃ誰が打つ?」の部分が問題となっているようです。
「おまえ」って使われる場面によって、随分印象の違う言葉だと思います。
よく知らない人に、突然「おまえ」といわれれば、悪意や敵意を感じて嫌な気持ちになりますが、
好意を持っている異性から「おまえ」といわれれば、親しみを感じがして、ほっこりするかもしれません。
「おまえ」は確かにあまり上品な言葉ではありません。
でも、だからといって、相手に不快感を与えるとは限らないのが、コミュニケーションの不思議なところですね。
日本語
考えてみれば、日本語は、1人称、2人称の語彙が豊富な言葉だと思います。
1人称は、「わたし」、「僕」、「俺」、「吾輩」、「あたし」などなどたくさんあります。
2人称も沢山あります。「あなた」、「きみ」、「おまえ」、「なんじ」などなど
何を使うかによって、どんな場面なのか?どんな人なのか?まで、イメージができます。
小説の始まりが、「拙者」から始まれば、戦国時代か江戸時代かな?と思いますし、「僕」で始まれば
優しい男性、もしくは少年を思い浮かべます。
英語
かたや英語には、1人称、2人称には1種類しかありません。
1人称は、「I」だけですし、2人称は「YOU]だけです。
英語のドラマを見ていると、生徒が学校の先生に対して、「You are ~」とか、上司に対して部下が「You ~」と言っています。
個人的には、これにものすごい違和感を感じます。
「目上の人に「You」なんて言っていいの?失礼にあたらない?」と思うからです。
この違和感もずっと私が英語を敬遠してきた理由の一つです。
感覚的にしっくりこないというかなんというか…
でも、そもそも英語にはそんなものがないんですよね。
文化の違いなんでしょうね。
外を見る
「日本語は、1人称、2人称が豊富な言葉」
英語を勉強しなければ、その事に気づかなかったと思います。
その世界のことを良く知りたければ、外の世界をみることは必要ですね。
編集後記
子供が風邪気味で保育園をお休みしたので、子供とダラダラとしてしまいました。
4歳児と仕事は両立しませんね…